お金は友達

お金が大好きなblog主(ぷぅ@お金大好き)がお金に関して想うことを綴るブログです。

【そーせい】さらなる安定収益の確保へ

こんにちは、なんとなく健康の為(ポイントの為)に日々、歩き続けているぷぅです。

本日は、しばらく、(株価は望まない方向に非常に大きく動いていましたが...)大きな動きがなかったそーせいの話題です。

はじめに

そーせいと言えば2016年に契約一時金約137億円!という巨額の契約を結び、話題の銘柄となりました。

現時点では、上市済のシーブリとウルティブロの売上に応じたロイヤリティがそーせいの主な安定収益ですが、ここ数年を平均すると売上収益の2~3割程度を占める程度です。

その他は、マイルストンや契約一時金など、安定性のない収益が大部分を占めています。

その結果、ここ数年の業績は、毎年大きく変動(売上収益:約28億~189億)しています。(変則決算の影響もあります)

その様な背景があった為、多くの長期保有の株主からすると、次なる安定収益の源泉を待ち望んでいたのではないでしょうか。

既に規定路線ではありましたが、この望みまであとほんの僅かな時だけが必要だという旨のお知らせ↓が本日(2020/05/01)発表されましたので紹介します。

Enerzair Breezhaler(QVM149)がコントロール不良な喘息の治療剤として欧州連合の承認勧告を取得

QVM149についてのお知らせ

お知らせの概要は以下のとおりです。

  • QVM149がコントロール不良な喘息の治療剤として欧州連合の承認勧告を取得
  • 欧州委員会は勧告を審査し、医薬品承認の最終判断を行う(通常約2か月)
  • スイス、日本、カナダを含む複数の国でも承認申請が進められている
  • QVM149は1日1回吸入のファースト・イン・クラスの医薬品となる可能性
  • そーせいは、最終的な欧州委員会における承認時に5百万米ドルのマイルストンを受領し、その後販売高に応じた1桁台のロイヤリティを受領する権利を持つ

という事で、承認勧告を得たので承認されるまで通常2か月ほどの期間、もう少し待っててねという内容です。

ファースト・イン・クラス。いい響きですね。承認が待ち遠しいです。

ここまで読んで来て、引っかかる言葉がありました。そう「コントロール不良な喘息」です。お知らせの中でも説明されていますが、よくわからんので、相変わらず知識の海にダイブしてみました。

コントロール不良な喘息

喘息予防・管理ガイドライン2018(そんなんあったんだ。へぇー)によると喘息は、コントロール良好・コントロール不十分・コントロール不良の3カテゴリーに分けられるようです。症状や発作治療薬の使用、活動制限などいくつからの項目があり、その該当する項目数によりそれぞれのカテゴリーに分類されます。

コントロール不良のカテゴリーは簡単に言えばいろいろな項目の基準に引っかかる状態です。

お知らせの中では、「喘息患者は世界で3億5800万人と推定される」とあり、なかなか巨大な市場規模。

このうち、GINAのステップ3で喘息患者の40%以上、GINAのステップ4,5で45%以上がコントロール不良とお知らせに記載があります。

GINAはGlobal Initiative for Asthmaの略で、海外の喘息ガイドラインに相当し、ステップは重症度と考えればよいですかね。

色々情報を調べた結果、ステップ4,5は喘息患者の内の2桁%に及ぶというのがスケール感っぽかったです。

なので、コントロール不良な喘息患者は全世界で数千万人規模というところでしょうか。

本日のまとめ

そーせいの次なる安定収益の確保まであと一歩というところまでやってきました。

その市場規模も大きく、複数の国で承認申請が進められているという事で、今後の業績への貢献が楽しみです。

契約一時金など大きな金額は派手な反面、時間が立てば株価的には忘れ去られてしまう事が多々あります。

今後、上市する医薬品が徐々に増え、安定的な収益が大部分を占めるようになれば、嬉しいですね。

 

バイオは現物、株式投資は自己責任で。

ではでは、皆さんがよい投資生活を送れますように。

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