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【GNI】2021年12月期 第1四半期決算【どこまでのびる?】

こんにちは、なんとなく健康の為(ポイントの為)に日々、歩き続けているぷぅです。

最近色々さぼり魔になってきた。

ダメだなーと思いつつなかなか戻れない今日この頃です。

さて、本日(5/17)我らがGNIより第1四半期決算が発表されました。

2021年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

さっそく見ていきましょう。

引き続き増収増益

2021年12月期 第1四半期の結果は、売上3,872百万円(+82.2%)、営業利益773百万円(+85.7%)、四半期利益435百万円(+68.7%)、親会社の所有者に帰属する当期利益432百万円(+226.8%)と増収増益となりました。

医薬品事業セグメント(アイスーリュイ主体)が好調で売上が大きくのびました。

(今期ののび方すげぇー)

親会社の所有者に帰属する四半期利益については、BABの完全子会社の影響も大きいと思います。

次にセグメント毎に四半期毎の動向を見てみます。

医薬品事業

医薬品事業(アイスー + ヘルスケア事業) 単位:千円
  前1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月
売上収益 1,693,935 1,849,312 2,213,472 2,288,912 3,409,490
(変化率) -0.3% +9.2% +19.7% +3.4% +49.0%
セグメント利益 285,555 261,068 436,060 181,547 600,324
(変化) +257,673 -24,487 +174,992 -254,513 +418,777
期末為替レート 15.1円/元 15.2円/元 15.5円/元 15.8円/元 16.8円/元
(変化率) -3.2% +0.7% +2.0% +1.9% +6.3%

医薬品事業については、売上収益が前第4四半期比で+49.0%ととてつもない伸びを示しました。セグメント利益も過去最高であった前第3四半期比でも40%近いのびとなっています。

Cullgenの販管費及び研究開発費が急激に増加するステージに入るので、セグメント利益は伸びにくいのではと考えていたのですが、それを凌駕する今回の結果となりました。

なお、為替も大きく動いている点は留意した方が良さそうです。

医療機器事業

医療機器事業(主にBAB社)  単位:千円
  前1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3
売上収益 431,971 421,015 359,303 551,649 462,865
(変化率) -0.6% -2.5% -14.7% +53.5% -16.1%
セグメント利益 130,402 184,397 112,023 278,488 173,253
(変化率) -26.8% +41.4% -39.2% +148.6% -37.8%
期末為替レート 107.5円/ドル 107.9円/ドル 105.4円/ドル 103.2円/ドル 110.7円/ドル
(変化率) -1.1% +0.4% -2.3% -2.1% +7.3%

前第4四半期でサプライズ的なV字回復を見せた医療機器事業ですが、今回はどうだったでしょうか。

前第4四半期比では減収・減益ですがこれまでの成績を考えるとまずまずの結果だったのではないかと思います。

米国での事業環境はそれなりに回復してきているようですね。

引き続き堅調な推移というところでしょうか。

各種経費

販売費及び一般管理費、研究開発費、減価償却費 単位:千円
  前1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月
販売費及び一般管理費 1,122,503 1,090,111 1,283,252 1,684,849 2,194,415
(変化) -187,105 -32,392 +193,141 +401,597 +509,566
人件費 458,554 406,949 538,812 489,287 807,379
(変化) -68,255 -51,605 +131,863 -49,525 +318,092
研究開発費 208,909 373,559 273,443 387,247 403,692
(変化) +8,001 +164,650 -100,116 +113,804 +16,445
減価償却 71,854 83,535 55,547 109,864 86,535
(変化) +8,842 +11,681 -27,988 +54,317 -23,329

販管費と人件費が大きく膨らみました。まーこんなけ売上が伸びていればね…

研究開発費も前第四半期からさらに上積みし四半期ベースで過去最高となっています。

研究開発の進捗状況

放射性肺炎(RP)

治験実施計画書の登録基準の変更後、2021年3月末時点で94名の被験者の登録が行われました。

86名 → 94名で第1四半期中に治験者登録が進みました。

糖尿病腎症(DN)

2021年3月末時点で第1相臨床試験の予備研究として18名の治験者が登録されました。

16名 → 18名で少し治験者登録進みました。

結合組織疾患を伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)

強皮症およびDMの治療を対象とした第3相臨床試験を実施中、強皮症には144名、DM試験には152名の被験者が登録される予定です。

2021年3月末時点で強皮症は12名、DMには37名が登録されています。

強皮症:変わらず

DM:36→37名

じん肺治療薬

引き続き第3相臨床試験の準備中。

F351

中国第2相が完了しています。

その後の展開待ち。

中国第2相臨床試験の結果をうけ、米国で実施可能な第2相臨床試験の疾患適応および用法・用量を検討中(2021年後半の申請を目指す)。

2021年3月に肝線維症の画期的治療薬に指定されました。

 

F573(急性/慢性肝不全)

2020年9月に仁安病院より第1相臨床試験実施の承認を受け、第1相臨床試験において使用する人類遺伝子情報の届け出をHGRA(HumanGeneticsResourcesAdministration)に提出しました。

前回から変わらずです。

Cullgen

がん、痛み、及び自己免疫疾患の適応症に対する酵素および非酵素タンパク質の両方の標的を含む6つの新しい分解剤を利用した創薬パイプラインの研究活動を進めています。

2021年後半にリード候補役をIND申請する事を目指す。

 

今決算のまとめ

今回の決算ではCullgenの活動が利益拡大の抑制に働く懸念を良い意味で裏切ってくれた決算となりました。

それにしても、前四半期比で医薬品事業の売上約1.5倍って一体どうしてしまったんでしょうか。

今後どのように伸びるのかを推測するためにも少し詳しい情報が欲しいですね。

一方、研究開発の進捗状況はほとんど見られなかった点が残念です。

全体的に少し遅れ気味感があります。

ただ、今年後半にかけてF351, Cullgen, 子会社上場と大きなイベントが多そうなのでこれからの情報に注目です!

 

※なお、本記事記載の4半期毎のデータは、決算短信の数字から独自に計算した値です。誤りが含まれる可能性があるので利用にはご注意下さい。

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