GNIグループ第2四半期決算発表を控えて 2019/08/11
第1四半期決算の見直しと第2四半期利益予想
一株4340円なり
こんにちは、なんとなく健康の為(ポイントの為)に日々、歩き続けているぷーです。
先週の株式市場は米中貿易摩擦の再燃などの影響で週の始めから荒れた展開となりました。GNIはそのような中、ストップ安まで売られてしまいました。その後は、ストップ安を付けた4260円を挟んでの揉み合いとなり、最終的に現在の株価となっています。
なお、8/6には連結子会社である北京コンチネントが、アイスーリュイの適応症として、中国政府よりじん肺治療薬開発費の助成金492万人民元の決定通知を受けたとのIRが出ています。これまでGNIが受領した助成金と比較すると破格の額ですね。中国政府からバックアップがあるのは今後も中国で営業するうえで、安心感が生まれますね。
さて、そんなGNIは、今週、第2四半期決算発表を控えています。その前に一度、第1四半期の復習をしておきたいと思います。最近は、３か月に一回、GNIの業績が伸びているのを確認するのが楽しみです。決算が楽しみなバイオ銘柄ってそうないですよねー。
2019年第1四半期の結果は、売上1575百万円(+55.6%)、営業利益251百万円(+136.5%)、四半期利益239百万円(+499百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益119百万円(+458百万円)と前年と比較して、大きく伸び、黒字転換となりました。いい成長っぷりですね。
これは主にアイスーリュイの売上の伸びによるものですが、米BAB社の伸びも貢献しています。次にセグメント毎の四半期毎の動向を見てみると、
医薬品事業(主にアイスー)
売上収益︰前1-3月577,074千円 4-6月690,302千円(+19.6%) 7-9月 937,775千円(+35.8%) 10-12月 1,009,159千円(+7.6%) 1-3月 1,092,955千円(+8.3%)
セグメント利益︰前1-3月 -21,094千円 4-6月 -17,841千円(+3,253千円) 7-9月 27,544千円(+45,385千円) 10-12月 26,141千円(-1,403千円) 1-3月 37,488(+11,347千円)
期末元円レート：前3月末 16.960円/元 6末 16.678円/元(-1.7%) 9末 16.498円/元(-1.1%) 12月末 15.8円/元(-4.3%) 3末16.5円/元(+4.4%)
医療機器事業(主にBAB社)
売上収益：前1-3月 439,001千円 4-6月 452,406千円(+3.1%) 7-9月 520,529千円(+15.1%) 10-12月 431,997千円(-17.0%) 1-3月 482,410千円(+11.7%)
セグメント利益︰前1-3月 133,054千円 4-6月 145,395千円(+9.3%) 7-9月 145,557千円(+0.1%) 10-12月 118,322千円(-18.7%) 1-3月 187,412千円(+58.4%)
期末ドル円レート：前3末 106.277円/ドル 6末 110.693円/ドル(+4.2%) 9末 113.678円/ドル(+2.7%) 12末108.497円/ドル(-4.6%) 3末 110.815円/ドル(+2.1%)
となりました。アイスーは、ここ半年は為替の影響を排除すると大体利益は3ヶ月毎に6千万円程度増というところでしょうか。6末の為替レートが15.7円/元なので、その分を考慮すると、2Qの利益は大体1Qと同じぐらいを想定します。
一方BABですが、いまいち傾向がよくわかりません。為替レートが6末で107.885円/ドルになっているという事を考慮し、1Qよりやや悪化と考えます。
アイス、BABでトータルすると1Qより営業利益ベースでやや悪化を想定します。この段階で営業利益は、2Qまでトータル4.5億を想定します。
この想定で考慮できてない部分が中国における減税措置です。第1四半期決算説明資料によると、アイスーリュイの付加価値税が16%→3%に減税される事が発表されたとあります。アイスの売上総利益に対してこの税率を適用すると1～1.5億円程度の減税効果があると想定されます。これは今年の4月から適用されているようなので、今回の2Qが初適用になります。先ほどの数字に加えた最終的な想定は5.5～6億程度かなと思っています。
さてさて、答えは来週明らかになりますが、どうなるでしょうかね。というかどういう決算だと株価に影響与えるのでしょうか。そっちのほうが予想が難しいですよね。
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